史跡・文化財案内
豊山町内の史跡・文化財を紹介します。
県指定文化財
地蔵菩薩像
延命寺本尊。藤原時代の作と言われている。桧の一木造り彫眼円頂で、像の高さ87cm、肩幅27cm、水晶の白毫がついており、光背・台座の他に左手に宝珠、右手には錫杖を持っていたが現在は右手首が朽ち落ちている。略式の衣をまとい、女性的で柔和な表情が美しい。
鋳造誕生仏
常安寺所蔵。高さ13.5cm、銅の直径2.5cm重さ260gの小さな立像。いわゆる「天上天下唯我独尊」の形をなしている。材質は金・銅で保存状態は良く、光沢のある漆黒色を呈している。
町指定文化財
葬儀絵巻(延命寺)
高名な和尚の葬儀の行列を描いたもの。作成年代は安政5年(1858年)。縦28.7cm、横949.2cm。左から右へと絵が展開する異例の絵巻。延命寺所蔵。
薬師如来坐像
長寿寺所蔵。秀麗な面貌表現・深浅を交えた写実的な衣文は当代の作例中でも出色。檜造高さ32cm。
狛犬
八所神社所蔵。作風は室町時代の特徴を示す。狛犬の名称はその異形の姿が日本では異国の犬すなわち高麗(こま)の犬と考えられたことに由来する。木造、阿吽の一対、高さ約40cm。
楠
市町村指定の楠の大樹は多いが、三河部に偏在し、尾張部では貴重。高さ25m。千松寺境内で生育。
いちい樫
尾張部の町としては大木に属し、一つの邸内に4本揃っているのは貴重。高さ15m。
無形文化財
木遣
発生時期と由来は不明。大正5年八所神社の上棟式に木遣音頭による棒振りを奉納。毎年、重ねの朔日に木遣が華を添えている。
神楽
本町の神楽は、八所神社に伝わる大太鼓(宝暦年間に購入)からして江戸後期頃に始まったといわれている。現在も神楽保存会によって伝承されていて、八所神社で行われる厄除けや輪くぐり、大晦日の神前神楽などで広く親しまれている。
伊勢山神楽
伊勢山神楽は、今から300年ほど前、豊場村に伊勢山(旧長墓)地区が誕生した頃から受け継がれてきたと言われている。一旦は衰退したが、戦後、地区の青年10人によって口伝で伝承され伊勢山神楽保存会が設立された。毎年秋に行われる八所神社、伊勢山神社の祭礼に神前神楽を奉納している。
神社仏閣
常安寺
豊山町の基盤を作った織田氏家臣溝口蔵田により開基。
長寿寺
薬師堂は町内最古の建造物と言われている。
延命寺
安土桃山時代の創建。
八所神社
桓武天皇の時代の記録に既にありこの地方開拓の祖、物部氏の氏神であったと言われている。
古墳
青塚古墳
物部氏の祖の墓と思われる前方後円墳、現在は円墳部分のみが残っている。青塚古墳を中心に西に殿邑、塚原、東に四ツ塚、長塚などがあり、一古墳群を成していた。
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