豊山町の熱中症対策について
熱中症とは
「熱中症」は高温多湿な環境下に長時間いることで、体内の水分や塩分のバランスが崩れ、体温調節機能が働かなくなり、からだに様々な障害を起こす症状のことを指します。夏の暑い日射しの下で運動や作業をする時だけでなく、十分に暑さに慣れていない梅雨明けの時期などにも起こります。また、高温多湿の室内で過ごしている時にもみられます。
熱中症の死亡者数のおよそ9割は高齢者が占めています。高齢者や子ども、持病のある方、肥満の方、障がいのある方などは熱中症になりやすい為、本人だけでなく、周囲の人も注意が必要です。
熱中症かなと思った時の対応
・風通しの良い涼しい場所、またはエアコンが効いている部屋へ移動してください。
・首周りや脇の下、足の付け根などを冷たいタオルや保冷剤などで冷却し、それ以外の部分は、ぬれたタオルで体の表面を拭き、扇風機等で風を送ります。
・水分が飲めるようであれば、水や経口補水液を飲み、自力で水分を飲めない場合や、意識障害が見られる場合は、すぐに病院へ搬送しましょう。
熱中症は、自分で気づきにくいため、周囲の人が声掛けをしましょう。
熱中症予防のポイント
・暑さを避ける
・のどの渇きを感じなくてもこまめに水分、塩分補給をする(1時間ごとにコップ1杯程度、1日あたり1.2Lを目安に)
※持病をお持ちの方は、水分や塩分の摂取量はかかりつけ医の指示に従いましょう。
・通気性のよい、吸湿性・速乾性のある衣服の着用
・保冷剤、氷、冷たいタオルなどで、からだを冷却
室内では
・エアコンで温度・湿度を調節
・遮光カーテン、すだれなどを利用
外出時には
・日傘や帽子の着用
・熱中症対策グッズの使用
・日陰の利用、こまめな休憩
・高温多湿が予想される日には、日中の外出をできるだけ控える
熱中症対策について
近年、気候変動等の影響により、国内の熱中症による死亡者数は増加傾向にあります。
そこで環境省では、気象庁と共同して「熱中症警戒アラート」を令和3年度から運用し、熱中症への警戒を呼びかけてきましたが、さらに熱中症対策を強化するため、気候変動適応法が改正(令和6年4月1日全面施行)され、より深刻な健康被害が発生し得る場合に備え、一段上の熱中症特別警戒アラートが創設されました。
そして、熱中症特別警戒アラートが発表された際には、市町村長が指定するクーリングシェルター(指定暑熱避難施設)が一般に開放されることとなりました。
≪参考≫
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生活福祉部住民課環境保全グループ
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